ホットサンドメーカーは、プレートが外せても後片付けが楽とは限らない

ホットサンドメーカーは、プレートが外せても後片付けが楽とは限らない

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ホットサンドは便利ですが、私が困ったのは焼いたあとの後片付けでした。電気式を選び直すつもりで取扱説明書を読み比べると、プレートが外せる機種でも、楽になるのは一部だけでした。Amazonで約4,500円から8,800円の電気式4台を、洗い方・食パンの厚み・一度に焼ける量の3点で並べます。

洗い方は2台ずつに分かれる。山善とToffyはプレートが外せず拭くだけ、アイリスとビタントニオはプレートを洗えるが、本体とヒーターは拭くだけ

電気式のホットサンドメーカーが向かない人

  • 食洗機でまとめて洗いたい人。4台とも、取扱説明書で食洗機に入れてよいとは書かれていません。アイリスとビタントニオは食器洗い乾燥機が使えないと明記され、山善とToffyは本体もプレートも水に浸けたり、丸洗いしたりしてはいけない作りです。
  • 直火式のホットサンドクッカーを探している人。この記事は、コンセントにつないで使う電気式だけを扱います。
  • 4〜5人分を、一度にまとめて焼きたい人。一度に焼けるのは、1個か、耳を切って2個までです。人数が多いときは、焼く回数が増えます。

洗い方・食パンの厚み・焼ける数で見る

洗い方。山善 YSB-S420 と Toffy K-HS3 はプレートが固定で、キッチンペーパーや絞ったふきんで拭いて手入れします。アイリス IMS-502 とビタントニオ VWH-50 はプレートが外せて、洗剤で洗って水で流せます。ただ、外せるのはプレートだけです。ビタントニオは、本体の外側・遮熱板・ヒーターを絞った柔らかい布で拭くよう書かれ、アイリスも本体は絞ったふきんで拭くとされています。レビューにも、熱源部分は外せないので、こぼれたときのお手入れが少し大変という声があります(4人が参考になったと回答)。洗いやすさは、「外せるか」だけでなく、「こぼしたとき、ヒーターまで汚れが届くか」で分かれます。

食パンの厚み。使える範囲は機種で違います。

  • 山善:5〜10枚切り(6枚切りを推奨)。耳付きのまま使えます。
  • アイリス:8枚切りが適しています。厚いパンを使うと、ハンドルロックやヒンジが壊れる原因になると書かれています。
  • ビタントニオ:ホットサンドは8枚切りが適しています。7枚切り以上のパンは、本体に負荷がかかり故障の原因になるとされています。
  • Toffy:8〜12枚切りを1枚、一辺14cm以内。

家にある食パンが6枚切りなら、使える範囲に入っているのはこの中で山善だけです。

一度に焼ける量。山善とアイリスは一度に1個です。ビタントニオは、耳付きなら1個ずつ、耳を切り落とせば2個を並べて焼けます。Toffyは食パン1枚で具を包む小型で、一度に焼けるのは1つです。焼き時間の目安から割り算すると、4個作るのに、山善は焼くだけで16〜20分(予熱は約4分)、Toffyは約16分、ビタントニオは2個ずつで2回です。家族の人数が増えるほど、この差が効いてきます。

洗い方とパンの厚みで4台を並べる

食パンの厚みは、6枚切りが使えると書かれているのは山善だけ。山善5〜10枚切り、アイリス8枚切り、ビタントニオ8枚切り、Toffy8〜12枚切り

機種 価格 プレート・洗い方 食パンの厚み 一度に焼ける量
山善 YSB-S420 約4,500円 外せない。丸洗い不可、ふいて手入れ 5〜10枚切り(6枚切り推奨) 1個
アイリス IMS-502 約4,791円 外せる。プレートは洗剤で洗う(食洗機は不可) 8枚切りが適 1個
Toffy K-HS3 約5,500円 外せない。水拭きのみ、直接水をかけない 8〜12枚切りを1枚 1つ(食パン1枚で包む)
ビタントニオ VWH-50 約8,800円 外せる。プレートはスポンジで洗う(食洗機・熱湯は不可) 8枚切りが適(7枚切り以上は不可) 耳付きは1個、耳なしは2個
くわしい仕様を見る(評価・焼き時間・タイマー・サイズ・重量・消費電力・コード長)
機種 評価 焼き時間の目安 タイマー 本体サイズ 重量 消費電力 コード長
山善 YSB-S420 ★4.0(1,948件) 約4〜5分(予熱約4分) なし(スイッチのみ) 幅145×奥行285×高さ110mm 約1.1kg 420W 約1.0m
アイリス IMS-502 ★4.0(324件) 約4〜5分 10分 幅132×奥行245×高さ103mm 約1.4kg 550W 約1.8m
Toffy K-HS3 ★4.3(1,132件) 約4分 なし(スイッチもなし) 幅167×奥行220×高さ96mm 約750g 500W 約0.7m
ビタントニオ VWH-50 ★4.3(205件) 約3〜4分(予熱約5分) 10分 幅251×奥行246×高さ98mm 約2.4kg 900W 約1.6m

数値・価格・評価は執筆時点のものです。仕様は各メーカー公表値(取扱説明書・公式の商品ページ)、価格・評価はAmazon掲載値です。山善の重量は、Amazonの仕様欄では1.6kgですが、取扱説明書の1.1kgに揃えています。

表を縦に見ると、プレートが外せる2台は、重さも消費電力も大きい傾向があります。

4台の洗い方と癖

山善 YSB-S420(B)

向く家にある6枚切りで、できるだけ安く試したい。具を多めにはさみたい。

向かないプレートを外して洗いたい。耳まできれいに閉じたい。

4台でいちばん安く(約4,500円)、プレートは固定。耳付きのまま6枚切りで焼けます。

深さがあり、具をたくさんはさめるという声が多く、「焼き加減」の言及は130件でレビューのなかで最多です。取扱説明書のレシピは、6枚切りの食パン2枚で挟む形でした。気になるのは、耳を圧着する機能がなく、切るときに具が飛び出しやすい点(21人が参考になったと回答)。蓋のガタつきで耐久性が心配という声(9人)や、1台目は半年ほどで爪が割れたという体験談(1件)もあります。手入れの言及は43件で、評価は分かれていました。

アイリスオーヤマ IMS-502-W

向くプレートを外して、洗剤で洗いたい。タイマーに任せたい。

向かない6枚切りのパンしかない。具をたっぷり入れたい。

プレートが外せて、10分タイマー付き。ワッフルのプレートも付属します。

タイマーでほったらかしにできるという声があり、焼き加減の言及は28件でした。気になるのは取り付けの手間とサイズです。外すのは良いが取り付けが面倒という★2があり、サイズがやや小さく、具をはさんで閉めるのが大変という声もあります(4人が参考になったと回答)。取扱説明書では、はみ出した調理物がゴミつまりや故障の原因になると注意されています。洗浄性の言及は19件で、評価は分かれていました。

Toffy K-HS3

向く1〜2人分を、手早く、片手で食べたい。

向かない家族みんなの分を、同じボリュームでまとめて焼きたい。

食パン1枚で具を包む小型。縦に収納でき、コードを巻き付けて仕舞えます。

レビューの「使いやすさ」は77件、「焼き加減」は75件でした。1枚をロールして圧着するので、耳も気にならず、片手で食べられるという声があります。気になるのは、コードの短さ(1件)と、一度に焼ける量です。同じボリュームのものを一度に2つ以上作れる機種がほしいという要望は、4人が参考になったと答えています。1台目が1か月たたずにつかなくなり、返金を受けたという体験談も1件あります。取扱説明書では、本製品にスイッチはなく、プラグを抜くまで通電したままになると書かれています。

ビタントニオ VWH-50-I

向く家族の分を、2個ずつ焼きたい。プレートを外して洗いたい。

向かない6枚切りのパンで焼きたい。できるだけ安く済ませたい。

プレートが外せて10分タイマー付き。消費電力は900Wで4台最大、耳を切れば2個並べられます。

ダイヤルを回すだけで使える、焼き目がカリカリで美味しい、プレートの脱着が簡単という声があります。気になるのは、耳付きで2個並べられないことと、ヒーター側の汚れです。あと2cm横幅がほしいという★3(2人が参考になったと回答)があり、熱源部分が外せず、こぼれたときのお手入れが少し大変という声もあります(4人)。取扱説明書では、プレートに食洗機・熱湯は使えず、7枚切り以上のパンは使わないよう書かれています。

こびりつき・しみ出し・外し方の注意

  • プレートに汚れが残る、こびりつく。取扱説明書は、4台とも、焼くたびにプレートに残ったくずを取り除くよう書いています。山善は、調理くずや油が残ったまま使い続けると、焼きつきや発煙・発火の原因になると注意しています。ビタントニオは、こびりついた汚れをぬるま湯に少し浸してからスポンジで洗い取る方法です。Toffyは、取れにくい汚れを温かいうちに箸やトングで取り、湿らせたキッチンペーパーで拭きます。
  • 具や汁がはみ出す、しみ出す。山善の取扱説明書には、具材をはさむ側のパンにバターをムラなく塗ると水分がしみ込みにくいとあります。洗った野菜は水気をよく切り、水分の多い具材やソースは量を減らして、食パンからはみ出さないようにします。アイリスは、水分の多い材料を調理したあとは、本体を開いたまま乾かすよう書いています。Toffyは、油分や水分の多い食材は調理しないよう注意しています。
  • 切ると具が飛び出す。山善のレビューに多い不満です。取扱説明書の調理アドバイスには、ホットサンドをラップで包んでから、よく切れる包丁で切るとあります。
  • プレートを外すときの順番。ビタントニオは、上のプレートから先に外します。下から外すと、上のプレートの重さで本体が倒れるおそれがあると、取扱説明書に書かれています。

家族の昼食で使うなら

あなたに合うのはどれ? 6枚切りで安くなら山善、プレートを洗うならアイリス、2個ずつならビタントニオ、1〜2人分を片手でならToffy

  • 家に6枚切りの食パンがあって、できるだけ安く試したい → 山善 YSB-S420(約4,500円)。6枚切りが推奨で、4台でいちばん安い機種です。
  • プレートを外して、洗剤で洗いたい → アイリス IMS-502(約4,791円)。10分タイマーも付いています。
  • 家族の分を、2個ずつ焼きたい → ビタントニオ VWH-50(約8,800円)。耳を切れば2個並べられます。
  • 1〜2人分を、手早く、片手で食べたい → Toffy K-HS3(約5,500円)。食パン1枚で包む小型です。

どれを選んでも、焼いたあとは、冷めてから、毎回プレートを拭くか洗うことを守ると、こびりつきがかなり減ります。

最初に焼く前にやること

  1. 取扱説明書で、使える食パンの厚みを確かめる。厚すぎるパンは、ハンドルロックやヒンジが壊れる原因になります。
  2. はじめて使う前に、プレートをきれいにする。山善はふいて、アイリスは洗剤で洗って乾かします。ビタントニオはスポンジで洗ってから、約5分、空焚きします。Toffyは、ぬれた布で水拭きしてから、数分、空焚きします。山善の取扱説明書には、はじめて使うときににおいや煙が出ることがあるが異常ではないと書かれています。気になるときは換気をしてください。
  3. 置き場所を決める。熱に強い、安定した水平な台の上で、壁や家具から離して使います。山善の取扱説明書では、フローリングや畳、じゅうたんの上で使わないよう書かれています。
  4. 金属のヘラやフォークは使わない。焼き上がりは、木製や耐熱樹脂の箸、トングで取り出します。プレートの表面を傷めないためです。
  5. 使い終わったら、すぐプラグを抜く。Toffyはスイッチがなく、プラグを抜くまで通電します。手入れは、本体が十分に冷めてからします。

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数値や在庫は変わります。最終的な確認は、各商品ページでお願いします。

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