ホットプレートはプレートの枚数と溝で、洗う手間が変わる

洗う手間はプレートで決まります。枚数と溝の数を先に見る。「◯人用」より プレートの実面積。道具しらべの比較記事のアイキャッチ

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ホットプレートが戸棚の奥にしまい込まれる理由は、焼く楽しさより後片付けの手間です。プレートを外して洗う、脂の溝までスポンジを入れる、乾かしてからしまう。私も同じで、買うときは「◯人用」「プレート◯種」ばかり見ていました。プレートの枚数が多いほど料理の幅は広がりますが、洗うパーツも増えます。そこで、実売3,480〜16,180円の定番4つを、洗いやすさを軸に比べました。プレートの枚数・材質、温度調節、サイズ感も見ていきます。

4機種のプレート構成。アイリスIHP-C320-Bは平面1枚、PHP-1002TC-VCとBRUNOは2種、象印は3種

ホットプレートより別の道具を探したほうがいい人

  • 1〜2人分の少量しか焼かない人。4つは3〜4人でのパーティ利用を想定した比較です。一人暮らしでたまに使う程度なら、もっと小型・軽量なモデルのほうが持て余しません。
  • 収納スペースを一切割けない人。プレートが複数枚あるタイプは、その分だけ置き場所が要ります。使わないときにどこへしまうかを先に決めておかないと、結局出しっぱなしになりがちです。
  • デザインより機能とコスパを最優先したい人。見た目のおしゃれさを重視したモデルは、そのぶん価格が上がります。機能だけで選ぶなら、もっと価格を抑えた選択肢もあります。

ホットプレートはプレート枚数・面積・ヒーターで見る

プレートの枚数と溝の数で、洗う手間が変わる。1枚だけのシンプルな機種は、洗うパーツが少なくて済みます。たこ焼き・深鍋・焼肉と種類が増えるほど料理の幅は広がりますが、洗い物も増えます。とくに焼肉プレートは脂を流す溝が刻まれていることが多く、レビューでも「溝が多くて洗うのに手間取りそう」という声が見られました。「何種類のプレートが本当に必要か」を先に絞り込んでおくと、後片付けの負担が変わります。

「◯人用」の表示より、プレートの実面積と収納サイズで判断する。同じ「3〜4人用」クラスでも、「家族4人で十分」という声と「3人以上だと意外と小さい」という声が両方出ることがあります。プレートの内寸(幅×奥行き)と、重ねて収納したときの高さを確認しておくと、実際の余裕度がつかみやすくなります。

焼きムラの出方は、ヒーターの形で差が出る。電熱線タイプは、多少の焼きムラをゼロにはできません。ただしヒーターが一重の円形で中心に集中しているタイプと、プレート全体に近い配置のタイプでは、体感の差が出ることがあります。「温度ムラが少なそう」という商品写真のイメージ図と、実際のヒーター配置が異なっていたという指摘も見られました。

プレートの枚数と溝で並べるホットプレート4機種

機種 価格(実売) プレート構成 丸洗い 本体重量(約)
アイリスオーヤマ IHP-C320-B 3,480円 平面プレート1枚(丸型) プレート着脱・丸洗い可 2.4kg
アイリスオーヤマ PHP-1002TC-VC 6,600円 たこ焼き/深鍋の2種 プレート着脱・丸洗い可 1.7〜2.2kg(プレートで変動)
BRUNO BOE021-CH 11,000円 平面/たこ焼きの2種 プレート着脱・丸洗い可 2.1〜2.2kg(プレートで変動)
象印マホービン EA-KK30AM-BA 16,180円 深型/焼肉/たこ焼きの3種 電源プラグ以外すべて丸洗い可 7.0kg
くわしい仕様を見る(評価・プレート加工・温度調節・電力・サイズ・コード・蓋)
機種 Amazon評価 プレート加工 温度調節 消費電力 本体サイズ(約) コード長 蓋
アイリスオーヤマ IHP-C320-B ★4.1(2,057件) フッ素樹脂コーティング ダイヤル式・保温〜230℃ 1300W 幅45.5×奥行38.5×高さ12.8cm 約1.8m ガラス蓋付属
アイリスオーヤマ PHP-1002TC-VC ★4.3(1,689件) セラミックコーティング(2層) つまみ式5段階・保温〜約250℃ 1000W 幅32.5〜38.4×奥行24.3〜25×高さ8.9〜17.9cm(プレートで変動) 約1.8m 蓋付属(深鍋使用時)
BRUNO BOE021-CH ★4.4(2,105件) フッ素樹脂コート 4段階 1200W 幅37.5×奥行23.5×高さ13.5〜14cm 約1.8m 蓋付属
象印マホービン EA-KK30AM-BA ★4.4(302件) 遠赤トリプルチタンセラミックコート 最高250℃(ふたなし) 1300W 幅48×奥行33×高さ18cm(3枚重ね時) 約2.5m なし

数値・価格・評価は執筆時点のもの、仕様は各メーカー公表値、価格・評価はAmazon掲載値です。

ホットプレート4機種それぞれの向き不向き

アイリスオーヤマ IHP-C320-B

向くとにかく洗うパーツを減らしたい。価格を抑えたい。シンプルな焼き物中心。

向かないたこ焼きや鍋もこれ1台でやりたい。焼きムラを極力なくしたい。

4機種でいちばん手ごろ。平面1枚のシンプル構成で、洗うパーツがいちばん少ない。

火力が強く、焼きそばやお好み焼きがカリッと仕上がるという声が目立ちます。ガラス蓋付きで、蒸し料理や鍋にも使えます。弱点は、ヒーターが一重の円形で、商品写真のイメージ図ほど温度ムラが少ないわけではないという指摘があること。蓋を組み立てた状態だと購入時の箱に収まりにくく、収納場所を先に決めておく必要があります。たこ焼きや深鍋のような多用途プレートはありません。

アイリスオーヤマ PHP-1002TC-VC

向くたこ焼きや鍋など用途を広げたい。デザインも重視したい。1〜2人での利用が中心。

向かない3〜4人分をまとめて一気に焼きたい。火力を最優先したい。

たこ焼きと深鍋の2種付き。鍋やおでんからたこ焼きパーティまでこなす。

セラミックコーティングでデザイン性も高く、インテリアとして置いても違和感がないという声が多く見られました。プレートは着脱式で丸洗いでき、汚れも落ちやすいと評判です。弱点は、プレートの端のほうが温度が上がりにくく、焼きムラを感じやすいこと。深鍋で煮込むときは蓋をしないと熱が通りにくいという指摘もあります。1000Wとやや控えめな火力で、大人数の一気焼きには不向きです。

BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-CH

向く洗うパーツを増やしすぎたくない。デザインも妥協したくない。2〜3人での利用が中心。

向かない4人以上でしっかり焼肉をしたい。価格を抑えたい。

平面とたこ焼きの2種セット。洗うパーツを増やしすぎずに料理の幅を広げられる。

デザイン性が高く、キッチンやテーブルに出しっぱなしにしても気にならないという声が多数。2人での焼肉・たこ焼きにちょうどいいサイズで、プレートを外して丸洗いできる手軽さも支持されています。弱点は、個体によって蓋に凹みがある、プレートがカタカタと動いて完全には固定されないという指摘があること。たこ焼きプレートには多少の焼きムラも見られます。4人以上でがっつり使うにはやや小さめです。

象印マホービン EA-KK30AM-BA

向くプレートの種類を増やして料理の幅を広げたい。4人前後でしっかり使いたい。丸洗いのしやすさを重視。

向かない本体の重さや価格を抑えたい。焼肉プレートまで毎回きちんと洗う自信がない。

深型・焼肉・たこ焼きの3種で、「焼く」から「煮る」まで対応する本格派。

プレートは点対称・線対称の設計ではめる向きに気を使わなくてよいという声があり、電源プラグ以外はすべて丸洗いできます。火力が強く、4人家族でも十分な大きさという評価が多く、旧型を長年使ってきたリピーターからの信頼も厚いブランドです。弱点は、焼肉プレートの溝が多く、洗うのに手間がかかりそうで結局あまり使っていないという声があること。「3人以上で使うには意外と小さい」と感じた人もおり、体感サイズの評価が分かれます。本体は7.0kgと4機種でいちばん重く、持ち運びや収納の負担を感じる人もいます。

ホットプレートの洗いにくさと対処

  • 「洗うのが面倒で、だんだん使わなくなった」。今回の比較の出発点になった不満です。普段よく作る料理から逆算して「本当に必要なプレートの種類」を絞り込むと、後片付けの負担を減らせます。焼肉プレートのような溝の多いパーツは、使ったらすぐお湯につけておくと、こびりつきが落ちやすくなります。
  • 「端の方が焼けにくい、焼きムラがある」。複数の機種のレビューで見られた声です。電熱線タイプである以上、完全になくすのは難しいので、焼いている途中で食材の位置を入れ替える、火の通りにくい厚みのある食材は中央側に置く、といった使い方でいくらか吸収できます。
  • 「思ったよりサイズが小さい・大きい」。購入前にプレートの内寸(幅×奥行き)を確認しておくと、実際に使ってみたときのギャップを減らせます。
  • 「収納時に箱に入らない・場所を取る」。蓋を組み立てた状態だと、購入時の箱に収まらない機種があります。普段どこにしまうか、重ねて収納できるサイズかを買う前に考えておくと、出しっぱなしで置き場に困る事態を避けやすくなります。
  • 「本体が重い」。プレート枚数が多い本格派ほど本体は重くなる傾向があります。頻繁に持ち運ぶなら、軽量でパーツの少ないモデルを優先したほうが扱いやすいです。

人数で選ぶホットプレート

どれを選ぶか。3〜4人の焼肉なら象印、パーツを増やしたくないならBRUNO、用途を広げるならPHP-1002TC-VC、安く試すならIHP-C320-B

  • 3〜4人での焼肉・ホームパーティが中心/料理の幅も欲しい → 象印マホービン EA-KK30AM-BA(16,180円)。プレート3種で「焼く」から「煮る」まで対応でき、丸洗いのしやすさにも配慮があります。
  • 洗うパーツを増やしすぎたくない/デザインも重視 → BRUNO BOE021-CH(11,000円)。プレート2種のシンプル構成で、置きっぱなしにしても気にならない見た目です。
  • たこ焼きや鍋など用途を広げたい/価格は抑えたい → アイリスオーヤマ PHP-1002TC-VC(6,600円)。2WAYプレートで、1〜2人での利用にちょうどいいサイズです。
  • とにかく安く、まず1台試したい → アイリスオーヤマ IHP-C320-B(3,480円)。プレート1枚のシンプル構成で、洗うパーツを最小限にできます。

ホットプレートを使い始める前の5つ

  1. 説明書でプレートの初回洗浄方法を確認する。台所用中性洗剤で洗ってからよく乾かして使うよう指定されている機種が多いです。
  2. 置き場所の耐熱スペースを確認する。壁やコーナーから一定の距離を空けるよう指定されていることが多いので、テーブルの配置を先に決めておきます。
  3. 収納サイズを確認する。蓋を組み立てた状態でどれくらいの大きさになるか、普段しまう場所に収まるかを確かめておきます。
  4. 少量から試し焼きをして、温度のクセをつかむ。焼き色がつくまでの時間や、端と中央の焼け方の差を最初に把握しておくと、次から失敗が減ります。
  5. プレートを外して洗う手順を、使う人全員で共有する。後片付けを1人に集中させないことが、使い続けられるかどうかを分けます。

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