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子どもの持ち物に名前を貼る時期は、短いラベルを何十枚も作ります。毎回気になっていたのは、文字が始まる前に白いテープがけっこうな長さで出てくることです。名前は3cmほどなのに手前に2cm以上の無地が付き、切り落とすとテープをかなり捨てている気がします。Amazonのレビューでもこの「余白」はよく出る不満で、ある機種では話題別で100件を超えていました。
メーカーの説明を並べると、替えテープの値段は3社でほとんど変わりません。違うのは、1回の印刷で先頭に何mm出るか、出た部分をどう切るかです。Amazonで買える約3,200円から6,300円のラベルライターを4台並べます。比べるのは、先頭で捨てる長さ、カットの仕組み、文字を本体で打つかスマホで打つかの3つです。

ラベルライターが向かない人
- 宛名や配送ラベルを作りたい人。4台はいちばん広いものでもテープ幅24mmまでです。数行のラベルには、幅50mm以上を扱う感熱式のラベルプリンターが向いています。
- 写真やイラストを細かく印刷したい人。4台とも解像度は180〜200dpiで、文字と簡単なマークの道具です。細い線のロゴを小さく入れると、線がガタついて見えるという声があります。
- 安さを最優先して、感熱紙の機種を考えている人。売れ筋には2,000〜3,000円台の感熱式も並びますが、今回は外しました。型番の入れ替わりが短く、感熱紙は印字が長く持たないという声もあるためです。4台は、インクリボンで印字する熱転写式で、テープもメーカーが長く売り続けている規格です。
捨てる長さ・カット・打つ場所の見方
テープの値段は、3社でほとんど変わらない。いちばんよく使う12mm幅・白地に黒文字・8mの純正テープは、Amazonでブラザーが894円、キングジム(テプラ)が864円、カシオ(ネームランド)が895円でした。1mあたりどれも約108〜112円で、テープ代で機種を選んでも差は出ません。効くのは、同じ1mを何枚のラベルに使えるかです。
先頭で出る長さは、機種ごとに仕組みが違う。ラベルライターは1回印刷するたび、文字の手前に無地の部分が出ます。各メーカーの説明は次のとおりです。
- ブラザー PT-P300BT:アプリで印刷すると先頭に約25mmの余白が付くと、メーカーのQ&Aにあります。
- ブラザー PT-J100W:「機械とテープカセットの構造上、前の余白は無くせない」とだけあり、長さは公表されていません。
- キングジム SR-R2500P:余白を「極少」「少なめ」にすると、先端の約1cmを無地のまま切り落としてから、余白の少ないラベルを作ります。
- カシオ KL-M7:余白を「小」にすると、先頭に16.5mmの余りが出て、ラベル本体の前後の余白は3mmになると、取扱説明書の表にあります。
名前ラベルのように文字が3cmほどだと、先頭の25mmはラベルとほぼ同じ長さです。短いラベルほど、捨てる部分の割合が大きくなります。
本体のキーで打つか、スマホで打つか。4台のうち2台は本体にキーボードと小さな画面があり、2台はスマホのアプリで打ってBluetoothで送ります。スマホで打つ機種は、入力もフォント選びも普段の操作のままですが、Bluetoothがつながらないと何もできません。本体で打つ機種は、スマホを出さずにその場で作れる一方、漢字の変換は画面が小さいぶん手間がかかります。どちらが楽かは、1回に作る枚数と作る場所で変わります。
先頭の余白とカットで並べる4台
| 機種 | 価格 | 文字を打つ場所 | 先頭に出る長さ | カット |
|---|---|---|---|---|
| ブラザー PT-J100W | 約3,191円 | 本体(5文字×2行の画面) | 公表なし(構造上なくせない) | 手動(レバー)・ハーフカットなし |
| ブラザー PT-P300BT | 約4,626円 | スマホ | 約25mm | 手動(レバー)・ハーフカットなし |
| キングジム テプラ SR-R2500P | 約6,018円 | スマホ | 約1cm(余白 極少・少なめのとき切り落とす) | オートカッター・ハーフカットは別売 |
| カシオ ネームランド KL-M7 | 約6,300円(9mmテープ付) | 本体(8桁×4行の画面) | 16.5mm(余白 小のとき) | オートカッター・ハーフカットあり |
くわしい仕様を見る(評価・テープ幅・解像度と印字速度・電源・サイズ・替えテープ)
| 機種 | Amazon評価 | テープ幅 | 解像度・印字速度 | 電源 | 外形寸法(幅×奥行×高さ)・質量 | 替えテープ(12mm・8m・白) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ブラザー PT-J100W | ★4.4(3,368件・色柄違いと共通) | 3.5〜12mm | 180dpi・約20mm/秒 | 単4形電池×6本 | 約110.9×158.8×59.8mm・約365g | TZe-231 約894円 |
| ブラザー PT-P300BT | ★4.4(5,284件・ラテ色と共通) | 3.5〜12mm | 180dpi・約20mm/秒 | 単4形電池×6本、ACアダプター(別売) | 約115×61×115mm・約380g | TZe-231 約894円 |
| キングジム テプラ SR-R2500P | ★4.2(1,258件) | 4〜18mm | 180dpi・メーカー公表なし | 単3形電池×6本のみ | 約54×134×145mm・約420g | SS12K 約864円 |
| カシオ ネームランド KL-M7 | ★4.3(748件) | 3.5〜24mm | 200dpi・約10mm/秒 | 単3形電池×8本、ACアダプター(付属) | 約202×216×64.5mm・約750g | XR-12WE 約895円 |
数値・価格・評価は執筆時点のものです。仕様は各メーカーの公表値(ブラザー・キングジムは公式の仕様ページとQ&A、カシオは取扱説明書)。電池は4台とも別売です。テープは、SR-R2500Pだけ付属しません。
値段が上がるほど、カットを本体に任せられます。安いブラザーの2台は手でレバーを押して切り、テプラとネームランドは自動で切ります。ハーフカット(台紙だけ残して表面を切る)まで本体でできるのは KL-M7 の1台です。
4台それぞれの余白と使い勝手
ブラザー PT-J100W
向くスマホを使わず、その場でさっと1枚作りたい。同じ名前をまとめて印刷する。
向かない違う文字のラベルを1枚ずつ何十枚も作る。
4台でいちばん安く、スマホもパソコンも使わず本体だけで完結する。
画面は5文字×2行と小さめですが、操作が簡単で初めてでも迷わないという声が多く、絵文字や枠、キャラクター柄のモデルもあります。テープはPT-P300BTと同じTZe規格です。気になるのは余白です。話題別で「余白」は103件あり、印刷が始まる位置が遅くてロスが多いという★3も出ていました。メーカーも前の余白は構造上なくせないとしていて、後ろの余白だけは「ラベル余白:小」で無くせます。同じラベルを30枚まで続けて印刷でき、そうするとラベルの間の余白は減ります(切り分けはハサミ)。思ったより厚みがあって重いという声もありました。
ブラザー PT-P300BT
向くスマホで文字を打ちたい。何枚かをまとめて作れる。
向かない1枚ずつ、思いついたときに印刷することが多い。
スマホのアプリで打つキューブ型。レビューは4台で最多の5,284件。
「ソファに座ったままデザインを考えられる」「部屋に出しっぱなしでもじゃまにならない」という声が目立ち、印字速度は約20mm/秒でKL-M7の2倍です。気になるのは先頭の余白約25mmで、「使い始めの余白が多くて毎回もったいない」という書き込みが複数あり、話題別で56件ありました。メーカーのQ&Aでは、印刷時の「カットオプション」で「最後のラベルをカットする」をオフにすると、次のラベルをつなげて印刷でき、2枚目以降の先頭の余白を削れると案内しています。何枚も作るなら、この設定を知っているかで捨てる量が変わります。細かいロゴで印刷の粗さを感じたという★3もあり、ACアダプターは別売です。
キングジム テプラ SR-R2500P
向くスマホで打ちたく、12mmより広いテープも使いたい。ラベルの余白をできるだけ小さくしたい。
向かないスマホの接続操作が苦手。コンセントで使いたい。
テプラのスマホ専用機。4台で唯一、幅18mmのテープまでスマホから使える。
印刷が終わると自動で切れるオートカッター付きで、余白を「極少」「少なめ」にすると先端の約1cmを切り落とすので、ラベル自体はすっきり仕上がります。透明テープに白文字など、テプラPROのテープがそのまま使えるのも利点です。気になるのはBluetoothと電源で、話題別でBluetooth接続が79件、電源が59件あり、「ペアリングしてもつながらない」「単3電池でしか動かない」という声があります。iPhoneでは毎回、設定画面から機器を選んで接続し直す手間があるという書き込みもありました。電源は単3電池6本だけで、メーカーの仕様にACアダプターの記載はありません。ハーフカットは別売のハーフカッターを使い、印字速度は公表されていません。
カシオ ネームランド KL-M7
向く子どもの名前ラベルのように、同じラベルをまとめて作る。コンセントで使いたい。
向かない漢字の多い文章を打つ。しまう場所が狭い。
本体にキーボードと8桁×4行の画面があり、テープ幅は4台で最も広い24mm。本体でハーフカットができる。
同じラベルを枚数指定で印刷すると、ラベルの間は台紙を残して切り、最後だけ全部切って出てきます。名前ラベルを20枚作っても台紙がつながったまま出てくるので、バラバラになりません。余白を「小」にすると先頭に16.5mmの余りが出ますが、これもハーフカットされて、はがすときのつまみになります。ACアダプターが付属します。気になるのは入力と大きさです。「漢字を1文字ずつ読みで入れて変換する必要があり、今のスマホの感覚だと使いづらい」という★3が、6人から参考になったと評価されていました。画面が明るくしても見づらいという声もあります。本体は約202×216mmで約750gと4台で最大、印字速度も約10mm/秒でブラザーの半分です。
余白・Bluetooth・電池の不満の対処
- 文字の前の余白がもったいない。レビューでは PT-J100W と PT-P300BT で特に多く出ています。どちらも手でレバーを押して切る機種で、印字する部分と刃の間の長さが、そのまま先頭の余白になります。対処は、1枚ずつ印刷しないことです。PT-J100W は同じラベルを30枚まで続けて印刷でき、PT-P300BT は「最後のラベルをカットする」をオフにすると次のラベルをつなげられます。KL-M7 も枚数を指定すれば、先頭の余りは最初の1回だけです。違う文字でも、作る日をまとめて一度に印刷すれば、先頭の余白は1回ぶんで済みます。目安として、先頭25mmを20回捨てると50cm、テープ代で約56円です。金額は大きくありませんが、8mのテープのおよそ16分の1です。
- Bluetoothがつながらない。SR-R2500P で多く出ていた不満です。以前はつながらなかったが今はすぐつながるという声もあり、使い始めでつまずく人が多いようです。スマホで打つ機種は、最初にアプリの案内どおりに接続を1回通しておくこと、うまくいかないときは本体の電源を入れ直すことを覚えておくと慌てずに済みます。
- 電池がすぐなくなる、コンセントで使えない。SR-R2500P は単3電池6本だけ、ブラザーの2台は単4電池6本です。ACアダプターが付属するのは KL-M7 だけでした。よく使うなら充電式のニッケル水素電池が便利で、PT-P300BT・SR-R2500P・KL-M7 はメーカーの仕様で充電式電池が使えるとしています(PT-J100W の仕様はアルカリ乾電池のみの記載です)。KL-M7 は、ACアダプターの抜き差しが固く、たまに使うなら充電池のほうが楽だという声もありました。
作るラベルから選ぶ1台

- スマホを使わず、その場で短いラベルを作りたい → ブラザー PT-J100W(約3,191円)。4台でいちばん安く、本体だけで完結します。
- スマホで文字を打ち、何枚かまとめて作る → ブラザー PT-P300BT(約4,626円)。つなげて印刷すれば、先頭の余白は1回ぶんで済みます。
- スマホで打ちたく、ラベルの余白を小さく仕上げたい → キングジム テプラ SR-R2500P(約6,018円)。余白を極少にでき、18mm幅まで使えます。
- 子どもの名前ラベルを、まとめて何十枚も作る → カシオ KL-M7(約6,300円)。台紙がつながったまま出てきて、はがしやすく仕上がります。
どれを選んでも、印刷は1枚ずつではなく、作りたいものがたまってからまとめて出すと決めておくと、余白で捨てるテープはかなり減ります。
テープを入れて最初の1枚を出す前の5項目
- 電池を用意する。4台とも電池は付いていません。ブラザーの2台は単4形を6本、SR-R2500P は単3形を6本、KL-M7 は単3形を8本使います(KL-M7 はACアダプターでも動きます)。
- スマホで打つ機種は、アプリを入れて接続を1回通す。PT-P300BT と SR-R2500P は、専用アプリとBluetoothでつなぎます。最初の接続だけ落ち着いて済ませておきます。
- 余白の設定を先に変える。PT-J100W は「ラベル余白:小」、SR-R2500P は余白「極少」か「少なめ」、KL-M7 は余白「小」にしておくと、最初の1枚から捨てる部分が減ります。
- まとめて印刷する手順を試しておく。PT-J100W は枚数の指定、PT-P300BT はカットオプションの「最後のラベルをカットする」、KL-M7 はカットモード「通常」での枚数指定です。本番の前に一度やっておくと、名前ラベルを作る日に迷いません。
- 貼る場所の幅に合ったテープを確かめる。引き出しの取っ手や鉛筆のような細い場所には6〜9mm、収納ケースの正面には12〜18mmが目安です。付属のお試しテープは幅が決まっていて、SR-R2500P にはテープが付きません。よく使う幅を本体と一緒に1本用意しておきます。
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ラベルを貼り終えると、次は中身を並べる棚のほうが気になってくると思います。つながりのある2本だけ挙げておきます。
- ラベルを貼った箱を、すき間に並べたい場合:細いラックは、耐荷重の数字より脚とキャスターの作りで安定感が決まります → すきま収納ラックは、段ごとの耐荷重で選ぶ。幅10.5〜14cmの3台を比べた
- 収納ケースをまとめて棚に載せたい場合:棚1枚にどこまで載せられるかは、全体の耐荷重からは読めません → スチールラックの「全体耐荷重400kg」は、棚1枚80kgの掛け算です
今すぐ選ぶ必要はありません。必要になったときに、こういう記事もある、くらいで大丈夫です。
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