ヨーグルトメーカーの設定は、メニュー式か数字入力式かで楽さが変わる

ヨーグルトメーカーの設定はメニュー式か数字入力式か

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一人暮らしで、毎朝の朝食用にヨーグルトを手作りできないかと考えています。調べていて分かりにくいと感じたのは温度と時間の設定で、取扱説明書を読み比べると、方式は大きく3つ(メニューを選ぶだけ/温度と時間を自分で入れる/よく使う設定を登録しておける)に分かれていました。Amazonで約5,000円から15,000円の4台を、設定の方式、牛乳パックのまま作れるか、洗う容器の3つで比べました。

設定の方式。アイリスは自動メニュー7種、ビタントニオは自動メニュー4種とマニュアル、山善とタニカは温度と時間を入れる方式

ヨーグルトメーカーが向かない人

  • 甘酒や低温調理が主な目的の人。4台とも甘酒などに使えますが、この記事はヨーグルトを作るときの設定と手入れを中心に見ます。低温調理は、ビタントニオの取扱説明書に、妊娠中の人や子ども、高齢の人などは控えたほうがよいという注意があるため、ここでは扱いません。
  • 一度に大量に作りたい人。4台とも、牛乳1L前後までが目安です。
  • 毎回まったく同じ固さに仕上げたい人。取扱説明書はどれも、牛乳の種類や種菌の状態で固まり方が変わる、と書いています。機械の違いでは決まらない部分があります。

ヨーグルトメーカーの設定方式・パック・容器の見方

メニューを選ぶ機種と、数字を入れる機種がある。アイリスオーヤマ IYM-016-Wには、自動メニューが7種あります(プレーン42℃・9時間、カスピ海ヨーグルト29℃・9時間、飲むヨーグルト30℃・7時間、甘酒、塩こうじ、サラダチキン、豆乳ヨーグルト)。メニューを選んでスタートを押せば始まります。ビタントニオ VYG-30は4種で、プレーン・豆乳ヨーグルト(40℃・7時間)、のむヨーグルト(30℃・8時間)、甘酒、塩麹です。山善 YXA-101(W)とタニカ ヨーグルティアSには自動メニューがなく、温度と時間を▲▼のボタンで1℃・1時間ずつ入れます(タニカは、1時間未満なら10分刻み)。

数字を入れる方式でも、毎回ゼロから入れるわけではありません。山善は前回の設定を覚えていますが、コンセントを抜くと消えます。タニカは、メモリボタンで直近3回分を呼び出せます。ビタントニオは、マニュアルモードで入れた設定を「マイボタン」に1件登録でき、コンセントを抜いても残ります。粉末の種菌を使う場合、アイリスとビタントニオは自動メニューが使えません。種菌ごとに温度と時間が違うため、手動で設定するよう取扱説明書に書かれています。

同じプレーンでも、最初の数字が違う。アイリスが42℃・9時間、ビタントニオが40℃・7時間で、タニカの取扱説明書は40℃・7時間を例に挙げています。山善は、電源を入れると温度が40℃と表示され、時間は自分で入れます(取扱説明書の例は7時間)。発酵の時間は、長いと酸味が強くなり、短いと弱くなります。好みの酸味に合わせてあとから時間を調整する余地があるのは、数字を入れる方式のほうです。

牛乳パックのまま作れるかで、洗い物が変わる。アイリスは1Lまでのパック、ビタントニオは500mLと1Lのパックが使えます。山善は500mLのパックだけで、1Lは本体に入らず、キャップ付きのパックも使えません。タニカの取扱説明書は、付属のガラス容器で作る手順だけを書いています。容器で作る場合は、容器とふた、スプーンを、使うたびに熱湯で消毒するよう、どの取扱説明書にも書かれています。タニカのガラス容器は、電子レンジ(500〜600Wで約1分30秒)か熱湯で消毒できます。パックで作る場合も、スプーンや混ぜ棒、クリップは消毒が要ります。毎朝一人分ずつか、数日分をまとめてかで、パックの大きさと容器の数が効いてきます。

ヨーグルトメーカー4台を設定の方式と容器で並べる

機種 価格 設定の方式 牛乳パックのまま 付属の容器
アイリスオーヤマ IYM-016-W 約4,970円 自動メニュー7種+おこのみ設定 1Lまで 900mL×1
山善 YXA-101(W) 約5,900円 温度と時間を▲▼で入れる 500mLのみ 1個(牛乳1,000mLまで)
ビタントニオ VYG-30 約7,920円 自動メニュー4種+マニュアル 500mL・1L 700mL×1
タニカ ヨーグルティアS ガラスセット 約14,960円 温度と時間を▲▼で入れる 取扱説明書は容器の手順のみ ガラス1,100mL×2
くわしい仕様を見る(評価・プレーンの設定・温度と時間の範囲・設定の記憶・サイズ・保証)
機種 Amazon評価 プレーンの設定 温度/時間の範囲 設定の記憶 本体サイズ/質量 保証/コード長
アイリスオーヤマ IYM-016-W ★4.3(928件) 42℃・9時間 25〜65℃/1〜48時間 取扱説明書に記載なし 幅156×奥行158×高さ276mm/約800g 1年/約1.2m
山善 YXA-101(W) ★4.4(310件) 電源投入時に40℃表示(時間は入れる) 25〜65℃/1〜48時間 前回の設定(コンセントを抜くと消える) 幅170×奥行205×高さ180mm/850g(容器なども含む) 1年/1.0m
ビタントニオ VYG-30 ★4.4(385件) 40℃・7時間 25〜70℃/0.5〜99時間 マイボタンに1件(抜いても残る) 幅125×奥行145×高さ280mm/810g(本体+カバー) 1年/約1.4m
タニカ ヨーグルティアS ガラスセット ★4.6(693件) 取扱説明書の例は40℃・7時間 25〜70℃/10〜50分・1〜48時間 メモリボタンで直近3回 高さ188×外径160mm/760g 1年(ユーザー登録で5年)/1.8m

数値・価格・評価は執筆時点のものです。仕様は各メーカー公表値(取扱説明書・公式サイト)です。Amazonの評価は、色やセットの違う商品をまとめた商品ページの表示で、機種どうしの比較には使えません。

ヨーグルトメーカー4台の強みと気になる点

アイリスオーヤマ IYM-016-W

向くメニューを選ぶだけで始めたい。価格をおさえたい。

向かない70℃までの温度を使いたい。設定の記憶機能がほしい。

4台でいちばん価格が低く、自動メニューが7種。1Lの牛乳パックまで、そのまま使えます。

メニューを選んでスタートを押すだけで始まります。Amazonの「お客様のご意見」には、メニューボタンを押してスタートするだけで簡単、という評価がありました。気になるのは、固まり具合と温度調節について意見が分かれていることです(同じく「お客様のご意見」)。1Lパックの底のほうをすくうのが大変、という声も1件ありました。手動の設定は25〜65℃、1〜48時間ですが、刻みの単位は取扱説明書に書かれていません。

山善 YXA-101(W)

向く低い本体がよい。500mLのパックで足りる。

向かない1Lのパックのまま作りたい。メニュー選択で始めたい。

本体の高さは180mmで、4台でいちばん低い。温度は1℃、時間は1時間単位で入れます。

レビューには、操作が分かりやすい、背が低くて置き場所を選ばない、という声があります。気になる点は2つで、付属の容器の留め具が、使い始めて2回目ごろに壊れた(1件)、設定した温度に上がらず固まらなかったことがあった(1件)という声です。容器は単品で買えない、という声も1件ありました。牛乳パックは500mLのみで、1Lは使えません。

ビタントニオ VYG-30

向くメニューも手動もマイボタンも使いたい。500mLと1Lのパックを使い分けたい。

向かない本体の高さをおさえたい。表示の大きさが気になる。

自動メニュー4種、マニュアル、マイボタンがそろう。マニュアルは25〜70℃、0.5〜99時間で、4台でもっとも幅があります。

付属のスプーンは先がシリコンで、牛乳パックの底まで届く、とレビューにありました。気になるのは表示窓で、Amazonの「お客様のご意見」では、表示が見にくい、文字が小さい、という指摘がありました。一方で、数値の表示が明るくて見やすい、という声も1件あります。生産国は中国です(公式サイト)。

タニカ ヨーグルティアS ガラスセット

向くガラス容器を使いたい。保証を長くしたい。

向かない価格をおさえたい。牛乳パックのまま作りたい。

4台で価格がいちばん高く、国産。ガラス容器が2個付いています。

ガラス容器は電子レンジと熱湯で消毒でき、においが移りにくい、とレビューにありました。メモリボタンで直近3回分の設定を呼び出せ、保証は1年(ユーザー登録で5年)です。気になるのはガラスの扱いで、容器が滑りやすい、という指摘がAmazonの「お客様のご意見」にあり、ガラスが思ったより薄く、割らないよう気をつけたい、という声も1件ありました。取扱説明書には、自動メニューの記載はありません。

ヨーグルトメーカーで固まらない・酸っぱい・できない夏

  • 固まらない。取扱説明書が共通して挙げる原因は、牛乳の種類です。種類別名称が「牛乳」のものを、未開封で新しいうちに使います。成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳、加工乳、乳飲料は、うまく固まらないとされています。そのほか、種菌が古い、容器やスプーンを消毒していない、発酵中に混ぜたり振ったりした、も原因に挙がっています。数字を入れる機種では、温度と時間の設定違いも確かめます。
  • 触っても温かくない。飲むヨーグルトやカスピ海ヨーグルトは、30℃前後で発酵させます。体温より低いので温かく感じないことがありますが、故障ではない、とアイリスと山善の取扱説明書に書かれています。不安なときは、牛乳の種類と合わせて確かめてください。
  • 酸味が強い、弱い。ビタントニオの取扱説明書は、強いと感じたら1〜2時間短く、弱いと感じたら1〜2時間延ばすよう書いています。自動メニューの機種でも、マニュアルやおこのみ設定に切り替えれば、時間を変えられます。
  • 夏に飲むヨーグルトができない。30℃前後で発酵させるため、室温が30℃を超えると、うまくできないことがあります(アイリス・ビタントニオの取扱説明書)。涼しい場所に置いて使います。
  • 容器が壊れた、滑る。山善の取扱説明書には、本体・容器・ふたに強い衝撃を与えない、とあり、容器は食器洗い乾燥機が使えません。タニカのガラス容器は、耐熱温度差が120℃とされています。

ヨーグルトメーカーを毎朝の一人分で選ぶなら

どれを選ぶか。メニューで始めたいならアイリス、手動もマイボタンも使うならビタントニオ、本体を低くしたいなら山善、ガラス容器ならタニカ

  • メニューを選ぶだけで始めたい、価格もおさえたい → アイリスオーヤマ IYM-016-W(約4,970円)。自動メニューが7種あります。刻みの単位は取扱説明書に書かれていません。
  • メニューも手動もマイボタンも使いたい → ビタントニオ VYG-30(約7,920円)。25〜70℃、0.5〜99時間まで設定できます。
  • 数字を入れる方式で、本体の高さをおさえたい → 山善 YXA-101(W)(約5,900円)。高さは180mmで、牛乳パックは500mLのみです。
  • ガラス容器を使い、保証を長くしたい → タニカ ヨーグルティアS ガラスセット(約14,960円)。ユーザー登録で保証が5年になります。

ヨーグルトメーカーを使い始める前の段取り

  1. 容器とスプーンを熱湯で消毒する。煮沸は変形するのでやらず、消毒後はふきんで拭かずに使います。
  2. 種菌の量を守る。ヨーグルトを種菌にするときは、牛乳に対して約1割が目安です。
  3. 設定を確かめる。自動メニューを選ぶか、取扱説明書の温度と時間に合わせます。
  4. 発酵中は動かさない。混ぜたり振ったりせず、できたら冷蔵庫に入れます。冷凍庫には入れず、1週間以内を目安に食べきります。

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ヨーグルトを作る前後で、つながりのある2本だけ挙げておきます。

今すぐ選ぶ必要はありません。必要になったときに、こういう記事もある、くらいで大丈夫です。


数値や在庫は変わります。最終的な確認は、各商品ページでお願いします。

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