釣りのクーラーボックスはリットルより内寸。魚が入らない失敗を避ける

リットルではなく内寸で選ぶ。魚が入らない失敗を避ける。水抜き栓の有無は 価格順ではない。道具しらべの比較記事のアイキャッチ

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釣り用のクーラーボックスは、リットル表記だけで選ぶと魚が入らないことがあります。私はダイワの8リットルと20リットルを使ってきて、8リットルは夏に氷と食料で魚の場所が残らず、20リットルはタイやヒラメのしっぽでフタが閉まりにくくなりました。そこで、日帰りの釣行向けに4,000円台から1万3,000円までの定番4つを、リットルではなく内寸の長さと実質価格で並べます。

内寸の長さは、4機種で約6cmの差。伸和 約39cm、ダイワ 約36cm、シマノ ホリデークール 約35.5cm、シマノ フィクセル ライト 約33cm

釣りのクーラーボックスが向かない人

  • 泊まりがけで氷を2日以上もたせたい人。真空パネル入りは2万円を超えます。連泊なら、そちらを。
  • ブリやサワラなど、70センチを超える青物を寝かせて入れたい人。15〜22リットルクラスでは足りません。35リットル以上か、投入口の大きい専用機が要ります。
  • 軽さが最優先の人。保冷を上げたモデルほど、壁が厚く重くなります。

内寸・断熱材・付属品の3点で見る

  • 内寸の長さ。カタログの容量は壁の厚みを含めた目安で、夏は氷や食料で内寸の半分近くが埋まります。魚には表記の半分くらいを見込みます。体高のあるタイやヒラメは斜めに入れにくく、大物は長さで決まります。同じ20リットルでも、正方形に近い箱と横長の箱で入る大きさが変わります。
  • 断熱材。発泡スチロール、発泡ウレタン、真空パネルの順に、保冷力も価格も重さも上がります。4つともこれですが、「真夏の炎天下、堤防で7時間、氷は残っていた」という声がどの製品にもあり、私の実感でも日帰りなら夏でも氷はもちます(小さい保冷剤は溶けても、冷たさはぎりぎり足ります)。
  • 水抜き栓と付属品。高いほど装備が良い、とは限りません。水栓は、いちばん安い伸和といちばん高いフィクセル ライトに付き、間の2つには付きません。栓が無ければ、こまめに傾けて水を出します。滑り止めやショルダーベルトが別売りだと、それぞれ千円台が加わるので、「実質いくらか」で並べ直すと順位が変わります。

内寸と価格で4機種を並べる

4機種の値段は約3倍の差。伸和 約4,618円、ダイワ 約8,168円、シマノ ホリデークール 約9,110円、シマノ フィクセル ライト 約13,000円

機種 価格 内寸の長さ 水抜き栓 付属品
伸和 22H 約4,618円 約39cm(底部・横長) あり ショルダーベルト・取手が標準
シマノ LZ-320Q 約9,110円 約35.5cm なし なし
ダイワ α3 S1500 約8,168円 約36cm なし 滑り止め・ショルダーは別売り
シマノ フィクセル ライト 約13,000円 約33cm あり(標準) 水栓・滑り止め標準/ショルダーは別売り
くわしい仕様を見る(評価・容量・重量・フタ・生産国・断熱材)
機種 評価 容量 重量 フタ 生産国 断熱材
伸和 22H ★4.3(約390件) 22L 約2.95kg 上開き 日本 発泡スチロール
シマノ LZ-320Q ★4.2(約270件) 20L 約2.9kg 上開き 日本 発泡スチロール
ダイワ α3 S1500 ★4.5(約70件) 15L 約2.9kg 両開き上フタ ― 発泡スチロール
シマノ フィクセル ライト ★4.5(約30件) 17L 約3.4kg 取り外し可能フタ ― 発泡スチロール(I-CE値43h表示)

数値・価格・評価は執筆時点のものです。内寸は各メーカー公表値、価格・評価はAmazon掲載値。伸和の内寸は底部の長さです。

4機種それぞれの守備範囲

伸和 ホリデーランドクーラー 22H

向く予算を抑えたい。大物も入れたい。水栓と肩掛けが標準で欲しい。

向かない仕上げの丁寧さを重視する。洗うときに気を使いたくない。

4機種でいちばん安く(約4,618円)、内寸は底部で約39センチ。

評価は安定し、レビュー件数は最多。「4リットルのペットボトル2本を入れた上で、60センチのヒラメと65センチの真鯛が収まった」「2キロの角氷と40センチの真鯛3匹、アカハタ3匹を潮水で冷やして持ち帰れた」という報告があり、水抜き栓と肩掛けベルトも標準です。気になるのは仕上げで、「継ぎ目から中に水が入り、カビが出る恐れがある(説明書にも書かれている)」というレビューがあります。洗うときは水に浸けず、内側だけ拭いてよく乾かします。

シマノ ホリデークール LZ-320Q(20L)

向く釣具メーカーの安心感が欲しい。20リットルクラスで、まず使えればいい。

向かない水抜き栓が要る。付属品込みの価格で考えたい。

釣具メーカーの入門モデル。約9,110円で、水抜き栓と付属品はなし。

「外気温37度で7時間、保冷剤はまだ使える状態だった」「ホームセンターのクーラーとは全然違う」という声があります。助手席の足元に収まるという指摘も複数。気になるのは、5か月使ったレビューの「排水口がない」「使っていくうちにクーラー内部に水が入るようになった」「予算を出して排水口のあるグレードを勧める」。滑り止めとショルダーベルトも付かず、フタのロックが少し固いという声もあります。

ダイワ クールラインα3 S1500(15L)

向く両開きフタが欲しい。椅子として使う。小物・ランガン中心。

向かない夏に大きめの魚を持ち帰る。水栓や付属品込みで考えたい。

上フタが両開きで、椅子にもなる15リットル。約8,168円。

「アオリイカや小物釣りにちょうどいい」「渓流釣りにちょうど良いサイズ」という声が並び、私が使うダイワの小型クーラーも、持ち運びと椅子としては良好でした。ただ15リットルは夏に氷と食料で埋まりやすく、私の経験でも魚の場所が足りなくなりました。水抜き栓は無く(同シリーズでは2500番のみ標準)、滑り止めの「ふんばるまん」とショルダーベルトは別売りで、「別売りと分かりにくかった」というレビューもあります。夏に魚を持ち帰るなら、同シリーズの20リットル(S2000)を。

シマノ フィクセル ライト 17L

向く水栓が標準で欲しい。日帰りでも保冷を底上げしたい。小物・タコ・イカ中心。

向かない大物を入れる。軽さを優先する。予算を抑えたい。

水抜き栓と滑り止めゴムが標準で、I-CE値は43時間表示。約13,000円で、この記事の上限。

「1泊キャンプに最適だった」「東京湾のタコ釣りに、帰りにタコも入る」という声があります。気になるのは、約3.4キロで4つの中でいちばん重く、内寸の長さも約33センチで大物に向かないこと。ショルダーベルトは別売りで、「同梱されていないのは不思議」というレビューもあります。

狙う魚から選ぶなら

あなたに合うのはどれ? 予算と大物なら伸和、釣具メーカーの安心感ならシマノ ホリデークール、両開きフタと小物ならダイワ、水栓標準と保冷の底上げならフィクセル ライト

迷ったら、サイズは一つ上、断熱は日帰りなら発泡スチロールで十分、付属品は実質価格で比べます。私は8リットルでも20リットルでも「もう少し大きければ」と思う場面があったので、迷うなら大きいほうです。

最初の釣行の前に

  1. 家で氷を入れて、半日置いてみる。もち具合と、溶けた水が溜まる場所を把握します。
  2. 中を洗って、しっかり乾かす。継ぎ目やパッキンの水気を残さなければ、カビとにおいが出にくくなります。
  3. 氷はペットボトルと板氷を用意する。水浸しになりにくく、飲み水にもなります。保冷剤だけだと、夏は足りない場面があります。
  4. 必要な付属品を先に買う。滑り止め、ショルダーベルト、必要ならロッドホルダー(私のクーラーも、椅子として便利なロッドホルダーは別売りでした)。
  5. 内寸の長さをメジャーで測っておく。「◯センチまで入る」と分かっていれば、釣り場で悩みません。

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今すぐ選ぶ必要はありません。必要になったときに、こういう記事もある、くらいで大丈夫です。


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